火力発電設備環境改善工事(ブラスト施工)

火力発電設備は燃料によってボイラー内のチューブに多くの燃焼物が付着します。近年増加している天然ガスによる火力発電はボイラー内にスケールはほとんど付着しないと言われていますが、バイオマスや重油等を燃料とした火力発電ではスケールと呼ばれる固形燃焼物がチューブに付着します。

それら燃焼物はチューブを覆ってしまうため、チューブ内部へ火炉から流れてくる熱が伝わりにくくなり、発電効率を低下させてしまいます(下部写真、施工前参照)。通常、発電効率を落とさないためにはより多くの燃料(燃焼)を用いてボイラー内の温度を上げていますが、その分二酸化炭素もより多く排出してしまうことになり、当然ながら燃料コストも増加してしまいます。

そういった発電効率低下は、定期的なメンテナンスによる機能改善が可能です。

弊社の火力発電設備環境改善工事は塗装工事の下地処理の一種であるブラスト(サンドブラスト)施工を応用した工事となり、設備の機能正常化に伴う燃料コストの抑制、並びに二酸化炭素排出削減に寄与します。水や薬品を使用しないため腐食の心配がなく、またチューブ本体を傷つけずに機能改善が可能です(下部写真、施工後参照)。

ボイラーを停止、点検・修理を行う開放点検期間は限られているかと思いますが、数多くの施工実績に基づき、最適な施工方法(使用研掃材やノズル等)・工程にて実施いたします。

施工実績・詳細

以下会社様HPよりご確認ください。

有限会社テラ・ファーマ

株式会社ユニペック

重防食塗装工事(ブラスト~エアレス塗装)

ENEOS㈱仙台製油所内に設置されている重油等の貯蔵タンク開放点検工事において、検査前処理(ブラスト)工事や検査・補修完了後の復旧時における内面防食塗装工事を行っております。

ブラストタンクを5台、ブラスト材の補給を効率的に行えるブラストタンク専用のホッパーを2台、エアレス塗装機を所有しており、日本全国にて施工が可能です。

上記の火力発電設備環境改善工事にて日本全国のプラント設備でブラスト工事を行っているため、大規模・小規模に関わらず施工環境に柔軟に対応いたします。

タンク内外面や橋梁等での多くのブラスト・塗装工事の実績を基に、安全第一且つ効率的に施工いたします。

※ENEOS㈱仙台製油所内の施工については、以下会社様より受注させていただいております。

シンヨー株式会社 仙台支店